不動産売却前におこなう訪問査定とは?机上査定との違いについても解説
- この記事のハイライト
- ●実際に現地を確認したうえで査定額を求める方法を「訪問査定」という
- ●訪問査定の大きなメリットはより精度の高い査定額を得られること
- ●査定を依頼する前にご自身でもある程度の市場相場を調べておくと良い
不動産会社がおこなう査定には「机上査定」と「訪問査定」の2種類があります。
本格的に売却手続きを進めるため、より正確な査定額を求めたい場合は、後者の訪問査定がおすすめです。
そこで今回は、訪問査定のメリットや机上査定との違い、査定前に必要な準備などを解説します。
伊勢原市、平塚市、厚木市、秦野市を中心に神奈川県内全域及び東京都内で不動産売却をお考えの方は、ぜひ参考にご覧ください。
不動産売却における訪問査定の特徴!机上査定との違いとは
まずは訪問査定の特徴やメリット、机上査定との違いを確認しましょう。
訪問査定とは
訪問査定とは、担当者が実際に現地を確認した上で査定額を算出する方法です。
現地確認による情報も加味されるため、実際の売却価格に近い結果を知ることができます。
売却することが決定しており、より確実な価格を知りたいという場合におすすめの査定方法です。
訪問査定でチェックされる箇所
訪問査定では、書類やデータで得られる情報だけでなく、物件の状況も加味して査定額を求めます。
現地確認の際に担当者がチェックする箇所は、おもに次のとおりです。
- ●敷地形状:土地の形・傾き・大きさなど
- ●接道幅員:前面道路の幅員・接道の長さなど
- ●近隣関係:周辺の建物・高圧線の存在・越境の有無など
- ●建物状況:劣化状態・増改築の有無・日当たり・風通しなど
- ●ライフライン:上下水道・ガス・浄化槽の状況など
このように現地調査では、建物本体だけでなく周辺環境もチェックされます。
またマンションの場合は、エレベーターホールや廊下、ゴミ置き場などの共有スペースも査定対象です。
訪問査定と机上査定の違い
冒頭でも触れたように、訪問査定のほかに「机上査定」という査定方法もあります。
机上査定とは、類似物件の価格や過去の取引事例などから査定額を算出する方法です。
訪問査定のように担当者が直接現地を訪問し、物件や周辺環境をチェックすることはありません。
そのため訪問査定に比べると短期間で査定が完了しますが、現地確認がない分査定の精度は落ちてしまいます。
売却するか迷っている方や時間をかけずに査定額を知りたい方におすすめの査定方法と言えるでしょう。
なお、訪問査定は実査定、机上査定は簡易査定と呼ぶこともあります。
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不動産売却における訪問査定のメリットとデメリット
訪問査定と机上査定の違いがわかったところで「自分はどれが良いんだろう」と迷う方もいらっしゃるかと思います。
ご自身の状況に合った査定方法を選択するためにも、訪問査定のメリットとデメリットを確認しておきましょう。
メリット1.精度の高い結果が期待できる
訪問査定の大きなメリットは、より正確な査定額がわかることです。
訪問査定では、現地を直接確認しないとわからないようなことも査定額に加味されます。
たとえば室内の劣化状況や騒音などは、書類やデータだけの情報だけではわかりません。
適切にメンテナンスしていたことできれいな物件もあれば、築年数の割には劣化が目立つ物件もあります。
机上査定ではこのような物件の状況が考慮されないため、どうしても査定の精度が落ちてしまいます。
メリット2.信頼性をチェックできる
信頼できる不動産会社かどうか見極める機会になる点も、訪問査定を依頼するメリットの1つです。
机上査定は現地確認が不要なため、依頼から結果を受け取るまでスマートフォンひとつで完結します。
一方で訪問査定は、査定を依頼すると担当者が現地確認に訪れるため、直接話す良い機会になります。
満足度の高い不動産売却をおこなうには、信頼できる不動産会社に依頼することが重要です。
現地確認の際に売却活動に関する不安や悩みを相談し、誠実に対応してくれるかどうか確認してみましょう。
売主の話にしっかりと耳を傾け、納得のいく返事をくれる担当者であれば安心して任せられるでしょう。
デメリット1.机上査定に比べると時間がかかる
訪問査定のデメリットとして、机上査定よりも時間がかかる点が挙げられます。
机上査定は現地確認が不要なため、早くて1日、遅くても3日ほど査定が完了します。
一方で訪問査定は、査定を依頼してから結果を知るまでに1週間程度かかるのが一般的です。
訪問査定は現地確認のための日程調整なども必要なため、どうしても査定完了までに時間がかかってしまいます。
デメリット2.準備に手間がかかる
書類の用意や日程調整など、事前準備に時間がかかる点も訪問査定のデメリットです。
机上査定の場合は、インターネットで物件の情報を入力するだけで査定依頼ができます。
入力する情報も、築年数や間取りなどすぐに調べられるものばかりなので、手間はほとんどかかりません。
一方で訪問査定は、依頼をする際に「登記済権利証」や「固定資産税納税通知書」などの書類が必要になります。
不動産を購入したのが何十年も前だと、書類がどこにあるかわからないという方も多いのではないでしょうか。
もし手元にない場合は再発行が必要となり、書類によっては代わりのものを取得しなければなりません。
とはいえ、これらの書類は不動産売却時に必要となる書類ばかりです。
いずれ必要になる書類を少し早めに準備していると思えば、そこまで負担に感じないでしょう。
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不動産売却で訪問査定を依頼する前に!必要な準備とは
最後に、訪問査定を受ける前にしておきたい準備について解説します。
必要書類を集める
より精度の高い結果を知るためには、物件に関する情報をなるべく多く不動産会社へ提供する必要があります。
必要書類は不動産会社によっても異なりますが、主に必要となる書類は以下のとおりです。
- ●固定資産税納税通知書
- ●権利証または登記識別情報
- ●間取り図
- ●建築確認通知書
- ●登記事項証明書
マンションの場合は、長期修繕計画表や管理規約なども準備しておきましょう。
書類によっては再発行や代わりのものを取得する必要があるため、早めに確認しておくことをおすすめします。
物件の掃除や整理整頓をおこなう
訪問査定では、室内の状況もチェックされます。
室内が汚れていると査定に影響を及ぼす可能性があるため、念の為整理整頓や掃除をしておきましょう。
とくに水回りは使用頻度が高く汚れが目立ちやすいので、重点的に掃除することをおすすめします。
市販の洗剤で落ちない頑固な汚れがある場合は、水回りだけハウスクリーニングを依頼するのも良いでしょう。
市場相場を調べる
訪問査定を依頼する前に、ご自身でも不動産の相場を調べておきましょう。
市場相場を把握しておけば、不動産会社の査定結果が適切かどうか判断しやすくなります。
不動産の相場は、以下のようなサイトを利用すればご自身でも調べることが可能です。
- ●不動産ポータルサイト
- ●レインズマーケットインフォメーション
- ●土地総合情報システム
現在の売出価格から相場を調べる場合は、不動産ポータルサイトを利用すると良いでしょう。
レインズマーケットインフォメーションと土地総合情報システムには、過去の制約事例が掲載されています。
また、路線化や公示地価など、国や市町村が公表している公的価格を参考に相場を調べる方法もあります。
より好条件でスムーズな売却を目指すためにも、不動産の相場はしっかり調べてから査定を依頼しましょう。
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まとめ
訪問査定は直接現地を確認してから査定額を求める方法で、実査定とも呼ばれています。
査定を終えるまでに時間がかかりますが、実際の売却価格に近い結果を知れる点がメリットです。
査定当日は周辺環境に加えて室内の状況もチェックされるため、前日に整理整頓や掃除を済ませておきましょう。
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